大学生の一人暮らしがきついと言われる理由|後悔するケースや注意点を解説

大学生の一人暮らしがきついと言われる理由|後悔するケースや注意点を解説

みなさんのなかには、大学に入学するタイミングで一人暮らしを始める人もいるかもしれません。親元を離れて自由な空間でだれにも邪魔されずに生活するのは楽しいと感じることもありますよね。

しかし、その一方で、大学での授業、アルバイト、友達との時間など、すべてを自分で管理すしなければいけないので、「一人暮らしはきついのではないか?」と心配している方もいるでしょう。

この記事では、大学生の一人暮らしで直面する現実と、なぜ「きつい」と言われるのか、その理由を解説します。後悔しないために、大学生の一人暮らしの実態を知り、賢く事前に準備するための情報をお届けします。

目次

大学生の一人暮らしがきついと言われる理由

一人暮らしは、自由な反面、多くの責任を伴います。ここでは、大学生の一人暮らしがきついと言われる理由を、3つの側面から見ていきましょう。

理由1 家事を済ませる余裕がない

第1に、一人暮らしを始めると、今まで親に任せていた家事をすべて自分で行う必要があります。食事、洗濯、掃除、ゴミ出し…。これらの家事を、大学の授業や課題、アルバイトと両立させるのは、想像以上に大変です。

総務省統計局の令和3年社会生活基本調査によれば、平均して1日に2時間家事や買い物に費やしているとされており、家事には多くの時間を費やします。特に、食事をする場合、献立を考えたり、買い物に行ったり、調理したりと、さらに時間と労力がかかります。

こうした家事の負担は、家事、学業、アルバイトに追われ、自分のための時間がなくなり、心身ともに疲れてしまうという大学生は少なくありません。

理由2 孤独感という精神的な負担を抱く

第2に、実家では、家族や友達が常に近くにいて、寂しいと感じることは少なかったかもしれません。しかし、一人暮らしでは一人で過ごす時間が増えるため、孤独を感じるという問題もあるようです

実際、アットホーム株式会社の調査では、「体調を崩した時に買い物に行くにも自分で行くしかないので、そこが辛かったです。」という声も上がっています。

また、名古屋工業大学大学院の研究によれば、一人暮らしの大学生の約40%が、孤独を感じることがあると回答しています。特に、遠隔授業が中心の場合や友人関係を構築する機会が少ない場合、授業や研究に不満を感じる場合に孤独感はより強くなる傾向にあります。

悩みや不安を一人で抱え込んでしまい、精神的に不安定になってしまうケースも少なくありません。

理由3 生活環境の変化が合わない

第3に、一人暮らしを始めると、実家での生活習慣とのギャップに戸惑うことがあります。例えば、騒音やセキュリティなど、住環境に関する問題も発生する可能性があります。

賃貸情報サイトSUUMOの調査によると、一人暮らしの大学生が物件を選ぶ際に重視する点で設備やセキュリティが上位に選ばれています。初めて一人で暮らす大学生にとって、生活環境の変化は、思いがけないストレスや困難につながることもあります。

大学生の一人暮らしで後悔するケース

一人暮らしを始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する大学生は少なくありません。ここでは、大学生が一人暮らしで後悔しがちなケースを3つ紹介します。

その1 予想外の出費で生活費が圧迫される

一人暮らしを始める前には、ある程度の費用がかかることは理解していても、実際に生活を始めてみると、細かな出費が重なり、生活費が圧迫されるというケースは少なくありません。

全国大学生活協同組合連合会の調査によれば、一人暮らしの大学生の平均生活費は約12万円というデータからもわかるように、一人暮らしには経済的な負担が伴います。

特に、アルバイトの収入が少ない場合や、急な病気や怪我で医療費がかかった場合、生活が厳しくなることがあります。食費を抑えようとして、栄養バランスの偏った食事になりがちな点も、健康面で注意が必要です。

その2 家事の苦労が大きすぎる

一人暮らしを経験して初めて、親のありがたさを実感するという大学生は少なくありません。

横浜国立大学が行った首都圏の学生へアンケートによると、親のありがたさを実感しているかどうかという質問に対して、多くの学生が肯定的な回答をしています。自炊をせずに外食ばかりしていると食費がかさむだけでなく、栄養バランスが偏り体調を崩してしまうこともあります。

また、部屋が散らかっていても、誰も片付けてくれるわけではありません。このように、家事をすべて自分で行うことの大変さに気づき、実家暮らしの有難みを改めて実感するという大学生は多いようです。

理由3 精神的な不調と引きこもりを感じる

近年の一人暮らしの大学生は、コロナ禍で授業形態が変化したことで友人関係を築く機会が減少し、孤独感を感じやすくなっています。

サークル活動も制限され大学内での交流機会が減り、そこでSNSに偏ると孤独感が強まる傾向があります。経済的な不安や、一人暮らしへの漠然とした不安、特に女性は犯罪被害への不安も精神的な不安定さを増幅させ、結果として大学に行けなくなったり、学業不振や休学に至るケースも少なくありません。

大学生が一人暮らしするときの注意点

一人暮らしは、もちろん大変なことばかりではありません。しかし、事前にしっかりと準備をすることで、後悔するリスクを減らすことができます。ここでは、大学生が一人暮らしを始める前に知っておくべき3つのポイントを紹介します。

注意1 事前準備で失敗を回避する

一人暮らしを始めるにあたって、事前の準備は非常に重要です。

まずは、毎月かかる家賃、光熱費、食費、通信費などの生活費を洗い出し、アルバイト収入も考慮しながら無理のない予算計画を立てましょう。物件選びでは、家賃だけでなく、立地、間取り、設備、周辺環境など様々な要素を考慮し、必ず実際に内見をして納得できる物件を選びましょう。

また、家具、家電、生活用品をリストアップし、優先順位をつけて購入を進めることも大切で、フリマサイトなどを活用して不用品や中古品を賢く利用するのも良いでしょう。契約書の内容は隅々までよく確認し、不明な点は質問するようにしてください。特に退去時の費用については、しっかりと確認しておきましょう。

さらに、スーパーや病院など、生活に必要な施設の場所や、地域のゴミ出しルールなどを事前に把握しておくことで、スムーズに新生活を始められます。最後に、管理会社、大家、家族などの緊急連絡先をリストアップしておくと、万が一の時にも安心です。

注意2 規則正しい生活を行う

一人暮らしを始めたら、規則正しい生活習慣を身につけましょう。栄養バランスを考え、食事を心がけ、簡単なレシピから始めるのが良いでしょう。部屋をきれいに保つため、掃除と洗濯を習慣にしましょう。また、睡眠不足や偏食に気をつけ、体調管理をしっかり行うように心がけましょう。

注意3 心のケアを忘れない

一人暮らしは、孤独を感じやすい環境です。そのため、心のケアも忘れずに行うことが大切です。まず、友達や家族と積極的にコミュニケーションをとるように心がけましょう。定期的に電話やメッセージを送ったり、実際に会って話したりすることで、孤独感を解消することができます。

また、趣味やサークル活動など、自分の好きなことに時間を使い、積極的に気分転換をすることも大切です。運動や散歩など、体を動かすこともストレス解消に効果的です。

そして、もし困ったことがあれば、一人で悩まずに大学の相談窓口や友人、家族に相談しましょう。誰かに相談するだけでも、気持ちが楽になることがあります。

大学生の一人暮らしでかかる1ヶ月の費用

大学生が一人暮らしをする場合、毎月どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、都心と地方における費用の相場を紹介します。

都心の場合:

  • 家賃:7万円~10万円
  • 食費:3万円~5万円
  • 光熱費:1万円~1.5万円
  • 通信費:0.5万円~1万円
  • その他:1万円~2万円
  • 合計:12.5万円~19.5万円

地方の場合:

  • 家賃:4万円~6万円
  • 食費:2万円~4万円
  • 光熱費:0.8万円~1.2万円
  • 通信費:0.5万円~1万円
  • その他:1万円~1.5万円
  • 合計:8.3万円~13.7万円

上記の金額はあくまでも目安です。住む場所や生活スタイルによって、費用は大きく変動します。また、初期費用として、敷金、礼金、仲介手数料、引越し費用などもかかることを考慮しておきましょう。

実家暮らしができるならそれがよい

この記事では、大学生の一人暮らしがきついと言われる理由や、後悔するケース、注意点などを解説してきました。一人暮らしは、自由で楽しい反面、経済的にも精神的にも負担が大きく、想像以上に大変な一面があることがお分かりいただけたかと思います。

家事、学業、アルバイトを両立させることは容易ではありませんし、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。また、生活環境の変化によって、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。

もし、実家暮らしができる環境にあるのであれば、無理に一人暮らしをする必要はないかもしれません。実家暮らしは、経済的な負担を軽減でき、親のサポートを受けながら安心して生活できます。また、食事の準備や掃除などの家事の負担も軽減され、学業に集中できる環境が整っていると言えるでしょう。

もちろん、一人暮らしは自己成長の機会にもなります。しかし、その一方で、大きな負担やリスクも伴います。この記事を参考に、一人暮らしを始めるかどうかを慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。

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本記事の監修者

1990 年生まれ。慶応義塾大学福澤諭吉文明塾 CP7期生。公共法政策修士(東北大学)。 研究分野はレジリエンスの社会政策。2017年より東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授として福島復興の研究及びプロジェクトに携わりながら、大学でゼミや授業を開講。2019年より独立し、オウンドメディアの開発・運用・売却、データ解析、SEO対策、SNS(Facebook、Twitter、インスタグラムなど)を含む広告宣伝の企画と運用、記事作成、CIデザインなどマーケティングに関わるサービスをワンストップで提供している。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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