内申点はどこから高い?優劣の基準や高校受験との関係性について考察

中学の義務教育で学ぶ教科は多いです。各教科の成績をはじめ、体育祭や文化祭などの学校行事、部活動での活動成績、学校での生徒会経験、出欠日数など学校生活全般の記録に参考となるのが内申書です。

この内申書は高校進学において、受験時に重要な資料となるため合否判定にも用いられます。公立高校の一般入試、推薦入試、私立高校も同様です。本記事では、内申書と高校受験との関係性について解説していきます。

目次

内申点とは?

内申点とは、日本の中学校や高校などの教育機関で、生徒の学業や生活態度、部活動、特別活動などを総合的に評価した成績のことを指します。学業の成績だけでなく、日常の授業態度や提出物の状況、学校行事への参加姿勢なども加味されるため、生徒の総合的な努力や姿勢が反映されます。

内申点は一般的に「通知表」の評価を基に計算されることが多く、評価対象となる主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)と、実技4教科(技術家庭・保健体育・美術・音楽)を合わせた9教科の評定を一定の基準で点数化します。

つまり、定期テストの結果だけでなく、日々の積み重ねや自己管理能力が重要視されます。そのため、学力試験と並んで、内申点は高校の入試において重要な役割を果たします。地域や学校によって具体的な計算方法は異なりますが、学校生活全般の努力を評価するシステムとして機能しています。内申点の算出方法は各都道府県によって異なります。です。

内申点はどこから高い?

一般的に内申点は40点以上あれば高いといわれています。ただし、内申点が高いとされる基準は、地域や学校、受験する高校の入試制度によって異なります。特に競争率の高い進学校や難関校を志望する場合には、42~45点といった非常に高い内申点が求められることがあります。

また、2020年度から新しく導入された「観点別評価」では、定期試験の成績だけで評価は決まりません。提出物や授業態度も内申点に加味されるようになりました。

内申点の高さは単に数値だけで判断されるものではありません。例えば、特定の教科に偏らずバランスよく高い評価を得ていることや、部活動や学校行事での活躍、生活態度の評価が良好であることも重要です。そのため、受験生は自分の志望校が求める基準を事前に調べ、どの程度の内申点が必要なのかを確認することが大切です。

内申点の優劣を決定する基準

内申点の優劣は、主に教科の評定・非教科的要素・志望校の要件に基づいて決まります。内申点は各学年時の担当科目の教員が通知表の評定を基につけています。

まず、教科の評定では、9教科すべてで高い評価を得ることが理想とされますが、特に国語・数学・英語・理科・社会の主要5教科が重視される傾向があります。また、バランス良く評価を得ることも重要です。

次に、非教科的要素として、授業態度や提出物の状況、部活動や学校行事への参加、リーダーシップ、協調性などが評価されます。日常生活全般の姿勢を反映するため、日々の振る舞いが重要です。

そして、志望校の要件によって必要な内申点の水準が異なります。難関校では高い内申点が求められる一方で、推薦入試や特色選抜では特定の活動や実績が評価される場合もあります。

なお、従来は「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」「感心・意欲・態度」の4つから評価をしていました。2021年からは評価制度が見直され、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・人間性」などに変更されました。

内申点と高校受験との関係性

内申点は高校受験の合否に大きく影響します。なぜなら、受験生の中学校での学業成績や生活態度を示す指標であり、志望校が受験生を選抜する際の基準の一つとして用いられるためです。

高校受験では、内申点と学力試験の得点を一定の比率で総合評価する総合選抜形式が多く採用されています。この比率は地域や高校によって異なりますが、たとえば「内申点:学力試験=3:7」や「5:5」といった形が一般的です。そのため、内申点が高ければ学力試験で多少失敗しても合格の可能性を高められる一方で、内申点が低い場合には学力試験で高得点を取る必要があります。

さらに、推薦入試や特色選抜などでは、内申点が大きく重視されることがあります。学業成績に加え、部活動や学校行事での実績、特別活動の成果が評価対象となり、内申点が優秀な生徒ほど有利になるケースが多いです。

そのため、高校受験における内申点は、中学校生活全般を通じた努力や成果が反映されるものであり、早い段階から意識して対策することが重要です。

内申点が低くても進学に影響ないのか?

内申点が低い場合、進学に影響することもありますが、必ずしも決定的な障壁になるとは限りません。一般入試では内申点が低くても、当日の学力検査との合計点で合否が決まります。そのため、内申点が低くても、学力検査でカバーできれば十分合格できる可能性があります。

また、高校によっては学力試験を重視しており、内申点がそれほど影響しない場合もあります。専門高校や特色選抜では、特定の分野の実績や才能が重視されるため、内申点が低くても合格する可能性があります。結局のところ、内申点が低い場合でも、志望校の選抜基準を理解し、学力試験対策を徹底することで進学を実現することは可能です。

日頃の学生生活が大切!

高校受験において、内申点は重要なポイントです。

そのため、日頃から意識して、学校行事や部活動などまじめに学生生活を過ごす必要があります。各教科の成績以外にも提出物、同級生との人間関係など内申点に影響する項目はしっかり把握しておきましょう。

また、推薦入試や特色選抜では、部活動や特別活動の成果が重視される場合もあります。高校によっては内申点の比重が低いケースもありますが、いずれにしても、日頃の行動や学業への取り組みが将来の進路に大きな影響を与えることに変わりはありません。

日頃の学生生活を大切にし、前向きに取り組むことで、希望する進路を実現していきましょう。

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本記事の監修者

1990 年生まれ。慶応義塾大学福澤諭吉文明塾 CP7期生。公共法政策修士(東北大学)。 研究分野はレジリエンスの社会政策。2017年より東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授として福島復興の研究及びプロジェクトに携わりながら、大学でゼミや授業を開講。2019年より独立し、オウンドメディアの開発・運用・売却、データ解析、SEO対策、SNS(Facebook、Twitter、インスタグラムなど)を含む広告宣伝の企画と運用、記事作成、CIデザインなどマーケティングに関わるサービスをワンストップで提供している。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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